これは超便利&画期的「法定相続情報証明制度」

法定相続情報一覧図

【1】自分で作成した家系図に法務局がハンコを付いてくれる制度です

【2】戸籍の束が1枚に集約、無料のため手間・コスト・時間を大幅削減できます

【3】解読不能な古い戸籍も含めて家系図のチェック機能もあります

この制度の何が画期的なのか

1)法定相続情報証明制度とは
自分のパソコンで作成した家系図とその根拠となる戸籍謄本などの書類一式を法務局へ提示すると、誤りがないことをチェックして、その証明書を発行してくれる制度です。

法定相続人を証明する「公的家系図」を何枚でも無償で発行してくれる便利な制です。

2)何が画期的か
法定相続情報証明制度は、相続手続きを同時並行で進めることを可能にしただけでなく、解読不能な戸籍と家系図のチェックまで無償でやってくれる点が画期的です。

量も減ります。1cmの戸籍の束が1枚になるイメージです。

役所や金融機関のチェックやコピー作業も楽になるので窓口での待ち時間も短縮しました。

相続手続きの同時並行処理によるコストと時間の短縮

従来はコストもバカにならないため戸籍の束を使い回しすることもありました。

法定相続情報一覧図の発行は何枚でも無償です。このため提出可能性のある先の数だけ予め入手し、一斉に相続手続きを申請することが容易になりました。

金融機関の手続きは数週間から1ヵ月以上かかるので大きな期間短縮になります。

古い戸籍は解読不能&家系図チェック機能

相続手続きには故人の出生から死亡までの戸籍の束が必要です。故人が昭和の前半生まれの場合、大正時代を含む3冊以上の謄本が必要になります。

問題は手書きの旧字体で記載された古い戸籍謄本が解読できないことです。

法定相続情報証明制度は戸籍のプロである法務局の担当官が自分たちが作成した家系図と戸籍の束を照らし合わせてチェックしてくれる、ありがたい制度です。

PS 法務局と登記所は同じ意味です。

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